• 2022.03.02
  • コンサルタントvoice

コロナとブライダル業界の特徴の類似点

 

以前のコラム【コロナ禍収束を見据えた最近のM&A案件増加傾向と今後の考察】にも

 

「今後、変異株によるコロナ感染の再拡大やワクチンの効果が薄れるといった不測の事態が起こらず順調にコロナ禍の収束が進めば、より多くの譲渡案件がマーケットに出てきて、より多くの買手候補による優良案件の争奪戦になることが予想されます」

 

と書きましたが、

実際に想定したネガティブな情報が2つとも当てはまってしまい、

ブライダル業界のM&Aは2021年末からのオミクロン株の上陸で一旦様子見的な状況となり、

それが今日まで尾を引いてしまっています。

 

実際、ワクチン接種が進んできた2021年夏を境にマーケットは急速に動き始めていました。
弊社において、複数のブライダル案件が常に同時進行で動いていて、

成約のスピードも比較的早いという特徴がありました。

 

 

ところで、最近気づいたこととして、

コロナの特徴とブライダル業界の変化の状況が類似している点があります。

 

オミクロン株に置き換わっていく中で、

コロナの重傷化リスクは基礎疾患のある人は相変わらず高く、

健康な人ほどより低いという傾向にあるようです。

 

ブライダル業界においても、

コロナ禍前の時点で業績が下降傾向にあった会社(=基礎疾患)は、

コロナ禍による業績の低迷への抵抗力が弱く

債務超過(=重傷化)や倒産・廃業(=致死)に至る可能性が高い状況で、

一方コロナ禍前に好調だった会社(=健康)は相当の抵抗力を備えていて

反転攻勢のための基礎体力があるという部分です。

 

なのでコロナ禍の収束と同時にブライダル業界のM&Aが活況となっていくことは間違いないと言えるでしょう。